さて、今回の記事をもちまして「皮膚糸状菌症」との闘病記録は最後となります。2年ほど放置してしまいましたが、2014年夏になって、やっとですが、なんとか書ききることができました。その後の症状はどうなったの?と気になっていた方には本当にお待たせしてしまいました。
「皮膚糸状菌症」との闘病記録バックナンバー
・2日続いた謎の発熱!でも3日目にはケロリ。
・始めて熱が出た!まさかの10回目の獣医。そして謎の皮膚病も明らかに!
・真菌症の投薬開始。でも心配していたほどの副作用は出ませんでした!
・ミイの脱毛原因は「皮膚糸状菌症」?検査の結果が出るのはなんと30日から40日後!
・ミイの脱毛の原因は本当に疥癬?疥癬の治療をしても脱毛はひどくなるばかり。
・日に日に酷くなっていくミイの全身を蝕む脱毛。10日間でこんなにひどくなりました。
・下痢も治まりすっかり元気に!・・・あれ?ミイ、目の上の毛が・・・抜けてる??
あと2週間、薬を飲んで様子見!
13回目の獣医さんから母や兄が帰ってくると嬉しい知らせが!獣医の先生のお話を要約すると「ずいぶん毛が生えててきているから、あと2週間だけ、真菌症の薬を頑張って飲みましょう」とのこと!よかったー!真菌症の薬は副作用で下痢や嘔吐をすると、最初に聞かされていまして、それをとても心配しましたが、下痢・嘔吐は1度もしていませんでした。
でも、やはり副作用があるお薬ということはきつい薬ということ。いつまでも飲ませたくはありませんが、ようやくあと2週間で薬を飲ませなくてもすむ、というのはまさに朗報ですね!
だいぶん脱毛も良くなってきました。
この頃には本当に毛がたくさん生えてきて、もう足のどこがハゲてしまっていたのかわからないくらい。地肌が見えてしまっていた目の上も、今では白い毛でかなりのべっぴんさんに戻りましたよ。
ここまで来るのに本当に長い日時がかかりました。でもようやく「完治」という希望の光が見えてきて、心から喜びました。生後3ヶ月までの1番かわいい時期に、いやいや薬を飲ませたり、何回も血液検査をしたり、皮下点滴をしたりと・・・痛い思いをさせてしまったのは本当にかわいそうでした。それだけに、こうして完治の兆しが目に見えて感じられるのは、家族として嬉しいことはありません。
そして5月の上旬、ついに薬が切れました!
2012年5月上旬の獣医。先生によれば大分良くなっているとのこと。脱毛の症状が一番ひどいときは院長先生にも「これはひどいなぁ・・・」と言われるくらいのひどい脱毛だっただけに、ここまで回復して先生にも良くなっているとのお墨付きは本当に嬉しかったです。
でも、このときにはまだ真菌症は完全に治ったわけではなく、まだ足の内側にかさぶたのような、フケのようなモノと一緒に毛が抜けるときがたまにありました。といってもごっそり抜けるわけではないのですが・・・。その旨を先生に伝えると、「どうしましょう、あと1,2週間薬お出ししましょうか?うーん、でもなぁ・・・」と先生は薬の副作用をかなり気にしておられたようで、私達が希望するのであれば薬をお出ししますが、と言った感じでした。
あとは子猫の自然治癒力に任せましょう。
このときのミイはまだ子猫なので、自然と治っていく場合もあるそうです。なので、薬をそろそろ切って経過観察でもいいと思います、と先生はおっしゃっていました。家族みんな、薬の副作用はずっと気になっていましたし、あともう少し薬を飲んでも完全に真菌症が完治するというわけでもないのなら、もう薬はいいかなぁ、ということになりました。
もし薬をやめたせいで、また毛がごっそり抜けたりしたら真菌症の投薬を再開しましょう、ということに。いやー良かった。なにより薬を飲まなくていいですし、何事も無ければ、やっと定期的に行っていた獣医さんにもしばらく行かなくて済むようになったようです!ミイがんばったね。
細かな質問をあれこれと。
その他にもこのときミイの身体で気になっていたこともついでに色々と質問しました。
Q,ミイのアゴに黒い斑点のような、つぶつぶのようなものがあるのですが、これは放置していても大丈夫なのかどうか。
A,先生によるとニキビのようなもので、これもよっぽど痒がったりするのであれば治療が必要だけども、軽い症状のようなので経過観察で大丈夫だそうです。
Q,左眼のすぐ下にブツッとデキモノのようなものができているようなのですが。
A.これもまだかなり小さいので、痛がったりまだまだ大きくなるようなら検査することもできますが、経過観察で大丈夫だと思いますよ、とのことでした。
家族みんな心配性なのです。
なにぶん私はもちろん、家族みんな猫を飼うというのはほぼ初めてのようなものなので、ミイの体にできた小さいデキモノとか、ちょっとした異変でも大丈夫かな、心配だ!となってしまうので、心配性な私や兄や母はとくに気にしてしまい、なんでもかんでも先生に聞いてしまうのでした。でも、嫌な顔ひとつせずに全て丁寧に答えてくれるので、いつもかかりつけの先生には本当に感謝感謝です。
今回13回目にして真菌症に関しては最後となった獣医だったので、ミイは何も痛いことはされませんでした。でも、もう診察室は痛いことをされるところ!と覚えてしまったのか、先生が触診するだけで「ニャアァァァァ!」「みゅぅー!」と鳴くようになってしまいました(笑)ほんの1ヶ月前くらいは何が何だか分からない、といった感じだったのに、やっぱり猫って賢いんですね。
ともかく帰ってから疲れたのか、ベッドの下に潜り込み、触らないで!・・・という雰囲気を醸し出していました。もうこれでしばらく獣医さんに行かなくて済むと思うと、やっと一息つけたというか、ほっとしました。
その後、真菌症の症状は?
投薬を止めてから、またごそっと毛が抜けたらどうしよう・・・と少し心配していたのですが、嬉しい事にミイは回復に向かう一方で、2012年5月下旬頃にはすっかり元通りの子猫に戻りました。
そして、2014年現在では、病気による脱毛の悩みは全くなく、皮膚糸状菌症は完治しています。今振り返ると、本当に真菌症の治療をしている間は長く感じましたし、今でも当時の写真を見るのは辛いところがありますね。でも、今となっては下痢に続き、こんなに大変な病気をしたからこそ、ものすごく愛情を注いであげれたと思いますし、これからも同じように愛情を持って育ててあげられると思います。そのおかげか、ちょっとおデブになってしまいましたが、本当に穏やかな性格に育ってくれたと思います。
2012年秋~冬。そして2014年現在!
か、貫禄が出てきましたね…。ちょっと太ってます。
生後1年は保険に入ることをオススメしたいです。
ここまで本当に長い長い道のりでした。獣医に行くこと十数回。アニコムの保険に入っていたおかげでだいぶん助かりましたが、やはりミイの治療代だけでもかなりの金額が掛かりました。子猫を飼うとき、少なくとも生後1年はアニコムなどの保険に入ることを強くオススメしたいですね。
闘病記録を振り返って。
合計8記事にわたり、ミイの皮膚糸状菌症との闘病記録を書ききることができました。もう2年も前のことなのですが、そのときの記録をメモ帳に日記のように記録しておいたから書けましたが、もし今から「さぁ思い出して」と言われたら、覚えていることって案外少ないです。そのときは必死でも、すぐに忘れてしまうものなんですね。2012年3月上旬からほぼ治ったのが5月下旬。その間は本当に長く感じました。
こうして読み返してみると、自分を含む家族が体験したことのはずなのに、そんなこともあったなぁ、という感じでところどころうろ覚えだったり、合計で13回も獣医連れて行ったんだ!とそのことでビックリしたりします。今では完全に獣医さんとは縁が切れていますので、幸せなことですね。毎日ミイが元気に遊び、食べ、寝ていることが当たり前になりすぎて、当時あんなに苦労したり、心配したことをほとんど忘れてしまっています。
子猫の真菌症との闘病記録をブログとして発信することで、少しでも多くの方のお役に立てたら本当に幸いだと思います。ミイも大分ヒドイ目に合いましたが、今ではこんなに綺麗な猫(親バカ)になりました。しっかり治療することで治る病気ですので、もし皮膚糸状菌症になってしまったら、獣医さんに連れて行き、長い期間がかかると思いますが、治してあげてくださいね。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
コメント
こんにちは。
今、まさに保護した子猫ちゃんが真菌症で治療中です。
ミイちゃんがとても綺麗になったのを見て元気が出てきました。
うちも最初は疥癬かな?と言われて見て貰いましたが画面上にダニが見えず、真菌症かもしれないと、すぐに結果がわかるリトマス試験紙のようなもので調べて貰えました。
それにくっきりと真菌症を表す所の色が変わっていました。
まだ投薬13日目。
早く治って欲しいけど気長に治療したいと思います。
>あきさん
はじめまして、コメントありがとうございます!
保護された子猫が真菌症だったとのことで、現在も投薬を続けていらっしゃるんですね。13日目ということですが、子猫のうちにしっかりと治せると思いますのでがんばってくださいね。
真菌症の結果がすぐにわかるのは驚きました。うちの猫が通っていた獣医さんでは結果にかなりの日数がかかったのですが、すぐに原因がわかると適切な治療を早くにネコちゃんにしてあげることができるのがいいですね。
ミイの脱毛もそれはもうヒドイものでしたが、現在では綺麗に治りました。あきさんのネコちゃんも、できるだけ早く良くなることを心からお祈りしています。
こんにちは。
お久しぶりです。
お返事をありがとうございます。
3月中旬から毎日投薬、週一で薬用シャンプーをしていたら、真菌症が収まり、毛が生えてきました!!
一時は、耳、頭、首、手足、背中、とどこまで広がるの!?って程でしたが、収まると同時に毛がモリモリ生えてきました(*^o^*)
まだ週一の投薬が続きますが、安心出来るところまで来ました。
こちらのブログを見て、励まされ頑張れました。
ありがとうございます。
>あきさん
こんにちは、お久しぶりですね!
3月中旬にコメントを頂いたので、もう2ヶ月近くでしょうか。
週一での薬用シャンプー、あきさんも猫ちゃんも、本当にご苦労様です。うちのミイも体中の毛が抜けて、一番ひどいときは家族一同暗い雰囲気でしたが、真菌症がだんだんと治ってくると産毛がどんどん生えてきて、回復が目に見えてわかりますよね!本当に嬉しいですよね。
コメントを頂いたときは、保護された子猫が真菌症だったとのことで心配しておりましたが、無事に回復に向かっていらっしゃるようで、本当に安心しました。
投薬がもう少し残ってはいますが、毛がたくさん生えてきて本当に良かったですね。うちのミイの話が少しでもお役に立てたのなら何よりです。こちらこそ、近況を報告していただきありがとうございました。
猫ちゃんが一日もはやく全快することをお祈りしています!
こんにちは!初めまして。
我が家もアメリカンショートヘアです、そして真菌+です(^_^;)
分かった時すごく悲しくなって、こちらのブログにたどり着きました。
うちは飲み薬でなく塗り薬で、なぜ飲み薬が出ないんだろう…と思ってしまいます。
三ヶ月の仔猫です、とても可愛い時期にろくに抱っこも出来ず、悲しいです。うちには小さい子供もいますので、触らない事を教えるのも切なくて。。
ご家族の方はうつりませんでしたか?
うちは、ろくに面倒も見ない一緒にいる時間もほとんどない旦那にうつりました笑
>うに さん
こんにちは、はじめまして。コメントありがとうございました!
アメショで真菌症とのことで、心中お察しいたします。
わずか三ヶ月の子猫が、どんどん毛が抜けていくのを日々見るのはとても辛いですよね。私の家族も、ミイが真菌症の前に下痢が一週間続き、治ったと思ったらすぐに真菌症になってしまったので、病院に連れて行くのが辛かったですし、もし一生このままだったらどうしよう…と悲しみの日々でした。
小さいお子様がいらっしゃるのに、触らせてあげられないのはさぞお辛いと思います。その分、治った時には存分にご家族皆さんで可愛がってあげてくださいね。
旦那さんにうつってしまったとのことで、大丈夫でしょうか?痒みが続きますし、しっかり治されてくださいね。
私の家では、密接に接していた私と母がうつりました(笑)皮膚科で薬を塗り薬をもらい、一月ほどで治りましたよ。
真菌症、さぞ大変かと思います。うにさんのネコちゃんも少しでも早く良くなることを心からお祈りしています。
こんばんは!
先日はお返事ありがとうございました、皮膚糸状菌の検査、培養したのですが陰性でそれではありませんでした。
迅速では真菌で+になりましたが、あまり広がらずすぐに毛が生えました。個人的に感染力の強いうちはガッツリ剃りあげて(笑)塗布し清潔にしたく、2度ツルッツルにして塗りたくりました(^_^;)
久々に抱っこ出来た時は、感無量でした(T_T)少しの間で大きくなって…でもすごく長く辛かったです。
色々分かりやすく書いていらっしゃるブログで、大変参考になりました、ありがとうございました。
今はあまり書かれてないのですか?
また更新あったら楽しみにしてます!
>うに さん
こんにちは!
真菌症ではなかったのですね!それは何よりでしたね。
今ではもう毛が生えてきて、抱っこもできるようになったそうで、本当におめでとうございます。子猫って一日一日成長しますから、少しの間で大きくなって、と思われるうにさんのお気持ちもよくわかります。本当に良かったですね。
当時は毎日のようにメモしていたので、このような記事を書いておくことができました。真菌症などの病気にかかっている猫ちゃんのご家族の方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
お礼を言われることは全然無いですよ、うにさんの猫ちゃんが回復されているようなら、本当に良かったです。
子猫のときと違い、最近はあまりネタがないので書いていませんが(笑)そう言って頂けると、とても励みになります。
また記事を書いたときは、見て頂けると嬉しいです。