前回で10日分の写真を載せましたが、獣医さんに連れて行ったのは脱毛が確認できた翌日。この記事の出来事は前回の記事の最後の写真の翌日の日、ダニなどが原因の疥癬(かいせん)の治療を開始した3月下旬の出来事になります。
「皮膚糸状菌症」との闘病記録バックナンバー
・日に日に酷くなっていくミイの全身を蝕む脱毛。10日間でこんなにひどくなりました。
・下痢も治まりすっかり元気に!・・・あれ?ミイ、目の上の毛が・・・抜けてる??
チオビタの箱がおさまりがよく大好きなミイさん。
最近は体が大きくなったせいか、あんまりくつろぎません・・・。
獣医の先生は、とにかく消去法で可能性をひとつずつ潰していく、とい感じで、まずは疥癬の治療を開始。抗生剤の飲み薬など、やっと下痢止めの薬から解放された、と喜んでいたのもつかの間の時間でした。とにかく一刻も早く原因を探し出し、適切な治療をしてほしいの一心でした。
しかし疥癬の治療をしていても症状は悪くなる一方・・・。
全身を蝕む脱毛症状。正直かなりヒドイです。
前回の記事での10日分の写真を掲載しましたが、そのときにはすぐに疥癬の治療をしていました。しかし、日に日に脱毛の範囲が広がり、回復の兆しが見えませ ん。症状が良くなるどころか、顔を始め足や脇、おへその辺りまでかなり脱毛してしまっており、地肌がほぼ丸見えに。さらにこの間獣医の先生に診てもらった 耳の炎症もまたひどくなっているようで、耳の中が黒い汚れが多くなっており、ミイもかゆいのか気が付けば耳を後ろ足でガリガリとかいてしまっています。垢 のようなものがポロポロと落ちてきたりも。これは獣医さんに耳疥癬かも、ということで点耳薬をもらい、朝・晩に耳の中に一滴投薬しています。
やっと下痢がおさまったのに、さらなる心配が。
ミイ自身は毎日が楽しそうで、それが救いですね。
日に日に脱毛がひどくなって、ミイ自身も全身かゆいのが辛いだろうなぁと家族みんなで心配の一日。猫パルポウイルスの危険はなくなり、もう元気すぎるほど走 り回って、ご飯もバクバク食べて、いいウンチを1日1~2回だけするようになって、胃腸の調子は本当に良くなっただけに、今度は皮膚病の悩みが出てきてし まって、本当にかわいそうにと思います。耳疥癬の点耳薬と抗生剤を飲ませてあげてこのとき(3月下旬)で6日目。あまりに良くならないので、母や兄が iPadを使い脱毛の原因を調べていると、もしかしたら疥癬ではなく真菌症やアレルギーのせいで脱毛しているんじゃ・・・と思い翌日に獣医に連れていくこと にしました。
体調の方はすこぶる元気、紐が大好きな子猫です。
ご飯はガツガツ。遊びまわるときは全力で。ミイは元気そのものです。
脱毛の皮膚病はこれからですが、1週間続いた下痢はすっかり良くなりました。ガツガツご飯も食べ、これまで水で少しふやかしていたキャットフードとふやかしていないキャットフードを混ぜて食べさせていたのですが、疥癬の治療を始めた頃にはキャットフードをふやかさず、そのままあげています。それはもういい食べっぷりで、下痢することもありませんのでほっとしました。やっとふやかさないキャットフードデビューです。水でキャットフードをふやかす、というのは、やはり手間暇がかかっていました。よく母が「キャットフードの袋の中からご飯をそのままあげれるようになれたらいいなぁ」と言っていたのを思い出します。
そして遊ぶことには全力!ペットボトルのフタや、ミイに買ってあげたおもちゃにもジャンプするほど飛びついてきます。赤い紐が大好きで、おもちゃの先に赤い紐を括りつけて遊んであげると、それはもう大喜びして飛びかかってきてくれます。あ、このおもちゃそろそろ飽きてきたかな・・・?というおもちゃには紐をつけたらぐっと食いつきがよくなります。
帰宅するとネコが待っている生活!
チオビタの箱の中からおかえりにゃさい。
さてさて、「皮膚糸状菌症」との闘病記録、今回はここまでにしておいて、ミイを家族に迎えてから色々と変化がありました。何より嬉しいのは、やはり帰宅すると猫が待ってくれている生活、ということでしょうか。3月の下旬頃にはもうどの部屋にもミイが出入りできるようにしていたのですが、「ただいま~」と帰宅 すると、ばたばたとミイが走ってきてお出迎えしてくれました!いやー・・・嬉しいですね!かわいいですね!そのあと、それはもう猫かわいがり!「ミイちゃん偉いね~!お出迎えしてくれたん?!賢いなぁ~!」と褒めちぎり、思う存分に遊んであげました。もう疲れを知らず遊ぶので、一緒に遊んであげる方としては結構疲れますね。猫のエネルギーはすごいです。
この頃が初めてのお出迎えをしてくれた時期なのですが、今でも家に帰宅し「ピンポーン」とチャイムを鳴らすと、ミイは寝ていてもパッと目を覚まし猛ダッシュで玄関に向かってきてくれます。家族全員はもちろん、宅急便や来客のときにも猛ダッシュで玄関に行くのでちょっと危ないです。我が家はマンション住まいなので、それなりの高さがあります。人間でも猫でも、落ちたら命を落とす高さ。なんとしてでもミイを危険に晒すことは出来ません。
そういうことから我が家の帰宅方法は少し変わっています。まずチャイムを鳴らします。「ピンポーン」後、少し待ちます。そして家の誰かが内側からミイを抱っこしながらドアを開けてくれたら帰宅完了!少し手間ですが、ミイは好奇心旺盛だからか、まだ子猫だからか、すぐに外に出よう出ようとするので、玄関の開け閉めは本当に気をつけないといけません。万が一外に出てしまったら、もうミイは帰ってこれないかも・・・。
バスタオル入れは、いっときミイの「別荘」に。
入り口はほんの数センチくらいなのに・・・。
ミイがまだ今より半分くらいの大きさしかなかった頃、家のバスタオル入れがミイの隠れ家となってしまっていました。いつの間にやら入り込んだようで、初めて見つけたときは「え!?なんでここにいるん?!」とビックリしたものです。その場所が気に入ったのか、よく入って寝ていることが多かったので、母がわざわ ざ一段目を整理し、ミイのためにベッドをこしらえました。
しかしその後、なんと一時は2階(2段目)まで占拠されてしまいました!一度2段目に入る瞬間を見たことがあるのですが、ちょっとした足場からよじ登って2段目に侵入するミイの姿はちょっと泥棒っぽい感じがしました(笑)
誰にも触られたくなくなったらこちらに来てしまうようですね。大きくなった5月現在では、誰にも邪魔されたくない、ぐっすりと寝たい、というときは私のベッドの下に入り込んで寝ているようなのです。こんなところで寝ていた時期もありました。とっても懐かしいです。
この頃、我が家ではこの場所をミイの「別荘」と呼んでいました。「ミイどこ行った~?」「今別荘で寝てるでー」なんて会話が日常的に使われていたので、知らない方は「え?別荘ってなに??」とびっくりするだろうなぁ、って思っていましたが、結局この別荘を使っていた時期は1ヶ月もなかったでしょうか。
画像のように、暴れまわった後は「もう構わんといて!」と言わんばかりに「別荘」でくつろぐことは多かったミイ。大きくなった今でも、まだまだミイは子猫だなぁ・・・と思うことが多いのですが、こうして少し前の写真を改めて見てみると、やっぱり随分と大きくなったなぁと感じますね。すぐに成猫の大きさになるでしょうから、小さい子猫の期間というのは本当に短く、貴重なものですね。
次の「皮膚糸状菌症」との闘病記録へ続く
・ミイの脱毛原因は「皮膚糸状菌症」?検査の結果が出るのはなんと30日から40日後!
コメント